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みなさん書き込みありがとう2 投稿者:武田徹  投稿日:11月13日(月)23時54分33秒

ばんまいさん、お久しぶりですね。何の実効性もなしに愚痴だけ言い合うことを床屋談義と
揶揄しますが、インターネットの掲示板は確かにそうした状態に陥る危険があります。せっ
かくネットがあるんだから、学者の世界のページに問題提起しちゃうとか、すこしずつ直接
性を持つべきなんでしょう。愚痴だけ言って、いつかよくなることに期待して待っているだ
けというのは、神仏にお祈りして運勢が良くなることを待っているだけなのと大差ないし、
確かに自分の気持ち上のガス抜きにしかならないですよね。この、ばんまいさんの指摘の重
さをぼくたちは真摯に受け止めるべきでしょう。
さてさて、尾島さんはやはり答えられませんか。
答えがないことが尾島さんの答えと考えるしかないですかね。
警察に確認して認められなかった場合でも、そのやり取りを含め、あなたの言う「一方的」
な作りを是正さえすれば、正当な取材で作られた記事を載せるつもりがあったのかというぼく
の問いは、少し大げさに言えば、あなたがジャーナリズムを取るか、長いものに巻かれる処世
を取るのかという質問でした。「広報の認めたことだけを書いているわけではないことは、ト
レンディの誌面を見ればわかる」とあなたはタンカを切って見せたけど、日経ブランドをちら
つかせれば文句を言わずにすくんでしまうような、立場の弱い相手に強権的に振る舞っている
だけじゃ話にならないんですよ。もちろんぼくだってコンビニ相手に一大批判キャンペーンを
繰り返せなんて無理?までいうつもりはない。しかし斎藤さんの記事は、普通の読者たちが抱
くプライバシー危機、管理社会化へ反感を背景に、ジャーナリズムが広く読者の共感と支持を
得ながら権力と立ち向かえる格好の機会だったと思う。だからこそその記事の扱いは、あなた
がジャーナリズムの可能性を信じて選ぶ男なのか、長いものに巻かれることを良しとする男な
のかを示す試金石だった。答えがないことは、あなたがその記事の問題についてもう関わり合
いたくない、つまりもうなかったことにしたいということでしょう。それはあなたがやはりジ
ャーナリズムを選ばないと言うことの沈黙の答えのように思われるけど、それでいいのでしょ
うか? お答えを気長にお待ちしています。
武田徹


学者の自浄能力に任せちゃイカン 投稿者:ばん まい  投稿日:11月13日(月)21時05分09秒

武田さま、当所を御覧の皆様、こんにちは。
-----遺跡発掘捏造の件について------

自由の風 さんがお望みのことがら、本件における「なぜ、今まで、、」を徹底的に検証
してはどうか・本件を日本的な甘えの構造を壊すきっかけにしよう、ということの実行は、
学者先生に任せておいては、実現がほど遠いと私は思います。 日本的な甘えの構造の中に
居る者が自己批判(=自浄)を始めることはとても困難で、勿論、自浄の努力は必要です
が、学者の自浄能力に、現状の打開を任せておいてはいけません。

「なぜ、今まで、、」を徹底的に検証して欲しいと考えるのなら、検証して欲しいという
その考えを学者先生に向かって示さねば(示してあげなければ)、学者諸先生は動きや
しません。 そうやって学者は動かず、かといって外部から誰もその不動の様を指摘するでも
なかった末に現状の「日本的な甘えの構造」が構築されたのでしょう?

もっと、部外者が、部外者の立場から、部外者なりに口を出さねばならんと私は思います。
そして、自らを省みることが必要であると学者は自覚し、自浄をせねばなりませんね、、。


遺跡捏造事件のこと 投稿者:武田徹  投稿日:11月13日(月)18時26分27秒

自由の風さん、疑問を呈した学者はいたようですよ。普通は深さ的に上下に散らばって発掘されるのに、「彼」の場合、水平に近い深度で出てくるのはなぜなのか?と。論文も書いているようです。たしかにそれがなぜ大きな流れにならなかったのかという構造的問題はあると思いますけど。
武田徹


遺跡発掘捏造事件について 投稿者:自由の風  投稿日:11月13日(月)18時07分49秒

今回の遺跡発掘捏造について、私は、「なぜ、今まで、長い間、分からなかったのか」ということが問題だと思います。毎日新聞が埋めた現場の写真を取らなかったら、藤村氏は、これからも、まだまだ同じことを繰り返していたはずです。
「ゴッドハンド」なのかどうかはともかく、同じ一人の人間が何度も遺跡を発掘してきたというのは、素人が考えても完全にオカシイ。それを、学会の人間が気づかないのはもっとオカシイ。
オカシイと思う人間はたくさんいても、それを、はっきりと、口に出すことがためらわれたのでしょう。
日本には、「あの人には逆らわない方が得だ」とか、「批判はお互いやめよう」というメンタリティ(長いものには巻かれろ)がありますが、学会にも、すごく日本的な遅れてる部分があると思います。
学会の学者先生たちには、「なぜ、藤村氏の独走を今まで誰も止められなかったのか」を徹底的に検証してほしいと思います。
今回の事件が、「批判をお互いにしない(武士はあいみたがい)」というような日本的な甘えの構造が壊れる「きっかけ」になってくれれば良いなと思います。


みなさん書き込みありがとう 投稿者:武田徹  投稿日:11月13日(月)14時37分01秒

たかのさんのご質問(1)はごもっともですよ。指摘されている桶川ストーカー事件とかも
そうですし、逆にオウムの時にはTBSが教団側にビデオを見せて確認させために坂本弁護
士一家は殺されちゃったんですよね。当事者への確認は、内容の信憑性を高めるための手段
のあくまでも一つであって、それをすべきかどうかは報道内容との兼ねあいで選択されるべ
きです。もちろんウラを出来るだけ取るのは必要だけど、取り方は色々あるわけですし。先
のぼくの再反論では、尾島さんの反論があまりに硬直した建前論ばかりだったので、ついお
かしくて小学生記者を引いて茶化しちゃいましたが、それは尾島さんを含め、ジャーナリズ
ムで「まともに」仕事している人は当然分かっていることだと信じています。それに現実問
題として周辺取材だけしか出来ないケースだって多くありますし。たとえば立花隆さんの『
中革vs革マル』は当初、取材が出来ず、それぞれの宣伝ビラの分析で始めた仕事でしょ。
それだけでもずいぶんとことの本質には迫れるんです。取材できた範囲を正しく申告して「
ここまでの取材で得られたことから言えばーー」とちゃんと限定した議論を始めれば、一方
的に偏る弊害もある程度は避けられる。たかのさんおおっしゃるとおり、要はケースバイケ
ースですね。で、問題は斎藤さんのケースはどうだったのかということです。
質問(2)はぼくが答えるべきことではないでしょう。現役トレンディ編集部の方の意見とか
聞けると嬉しいんですが。匿名で良いから内部告発してくれないかな(笑)。
武田亨さんへ。おっしゃるとおりコンビニは駅売店と並んで今や雑誌の販売チャンネルとして
かなり強力です。たとえば田中康夫がスパ!でダイエー批判した後に連載中止になったことも
ありましたね(あのときは編集の現場は抵抗したけれど、扶桑社の他媒体にまで累が及ぶのを
案じて田中さんが身を引いたとか聞いている。実際、その後、田中さんは連載を再開している
ので編集部との間で遺恨はなかったのだろう)。あれもローソンがダイエー系列であることを
踏まえないと理解できない一件でしょう。もちろん、たとえば「コンビニが諸悪の根元である」
と頭ごなしに批判するような、消費社会化の趨勢そのものを全否定する姿勢は、それ自体がひ
とつのイデオロギーになってしまう危険な感じもしますが、その巨大な影響力が担う流通上の
具体的な問題性などは、いかに普段は自社製品を売っていただいているパートナーに関わるこ
とであっても、ちゃんと議論したり、報道したりできるようになるべきでしょうね。そのため
の体制作りというのは、これからの雑誌ジャーナリズムには絶対に必要だとは思います。たと
えばコンビニの社員は確かに自分の会社の問題点が指摘されれば面白くないだろうし、それが
公にならないように圧力?をかけたくなるのもぼくは「人情」だろうと思う。でもコンビニの
社員という組織共同体の一員であるのは人生のほんの一面であって、それ以外は一市民として
生きているわけでしょう。そして市民としては問題点を指摘するジャーナリズム装置の必要性
というのは理解できるはずであって、そうした論理をジャーナリズム側がいかに説得してゆけ
るか。ただ、ぼくが外部から見ていても、それはひどく難しそうですが・・・・。問題意識を確か
に持ちつつ、販売チャンネルをみすみすなくなさないかたちで少しずつ関係改善に進めて行く
、ある意味では「ぶざま」な対応が必要なのでしょう・・・・。
それにしても、こうも正鵠を射た質問責めにあって(もちろん議論を多角的にするという意味
では今後も飛び入りはウェルカムですけど)は、尾島さん、更に出て来にくいのは。でも一回
書き込んじゃった以上、見ていなかったではもう済まないだろうし・・・・。
武田徹
(11月12日に初投稿。その後、誤字誤記訂正、一部加筆後再投稿)




安物の時計とナショナリズム 投稿者:武田徹  投稿日:11月12日(日)23時08分09秒

あの遺跡発掘捏造事件のTV報道を見ていて、「彼」が「やってはならないことをやってしまったということです」と弁明して頭を抱えた時、「彼」の腕に安物の腕時計がつけられているのが映り、それがぼくをなんともせつない気持ちにさせる。時計ひとつで判断するのもなんだが、案外と人となりはそうした細部に現れるものだ。少なくとも「彼」は「ゴッドハンド」とかとおだてられても、それで鼻高々に人を上から見下ろすようになる、バブリィなメンタリティの持ち主ではなかったのではないかとぼくは思う。おそらくは生活も、生活態度も質素なままだったのではないか。
そんな経済的な見返りもなしに捏造までやるにいたった男が、自分でもその説明が何にもならないときっと知りつつも「魔が差した」としか弁明できない無念さ、辛さを、果たしてあの報道を見ている人のどれくらいがきちんと受け止められているのだろうかとも思う。
もちろん自らのしたことの責任は自らで果たさなければならない。これからどういう生き方で、それを果たして行くかは「彼」の問題だ。しかし今回のひどく情けない一件を、もう少し広い構造の中の問題として考えることで、奇貨とすることも出来るだろう。なぜ、われわれは自分達の歴史がより古く遡れることに狂喜するのか。遺跡発見への前盛る熱意はアイデンティティ探しの一貫なのか。そのアイデンティティで、われわれは、われわれの何を保証させようとしているのか。
「日本人」とはどこから来たのかを論じる考古学者から、原人による村おこしに便乗した人、そうした風潮に何の違和感も持たなかった人、そして更には「国民の歴史」関係者まで(やっぱりというか、韓国では自由主義史観活動家の台頭が今回の事件とパラフレーズされて報じられているらしい。日本にいるわれわれはそうした視点が海外ではあり得ることにあまりにも鈍感になっている)、日本人のアイデンティティ確立に駆り立てられている人たちには、たとえば小熊英二の『単一民族神話の起源』『日本人の境界』をぜひ読んで欲しいと思う。小熊の新著『インド日記』で彼はこんなセリフを述べている。「宗教者が『魂の医者』であるように、人文社会科学の学者は『意識の医者』であると思っている。人は近代社会の不安に耐えきれず、何らかのアイデンティティを求めようとする。それは人間の業のようなものですが、まかりまちがえば、原理主義やナショナリズムのような、極端なアイデンティティにはまりこんでしまう。それはいわば『意識の病気』です。そういう病気から回復することを助ける医者として、学者はいるのだと思っています」
小熊のような骨太の研究執筆活動はぼくにはできないが、せめてジャーナリズムは『意識の病気』を治す医者を助けるものでありたい。間違っても自ら『意識の病気』に罹ることなきように。
武田徹


尾島さんへ 投稿者:武田亨  投稿日:11月12日(日)12時48分38秒

 はじめまして、尾島さん。再販問題評論家の武田亨と申します。
 武田徹さん、いつもお世話になっています。
 
 斎藤さんの問題とは直接関係ありませんが、新聞系の雑誌社の姿勢という点では少々関係あると思いますので、この場にて、遠慮なく質問させていただきます。

 一個人の立場で、二年前から、著作物の保護政策に関心のある国会議員、消費者団体の指導者、弁護士の方々と独禁法学者との懇談会を設けてきていますが、消費者団体指導者たちとの懇談の場においては、新聞社と大手コンビニの問題が頻繁にピックドアップされています。

 消費者団体の指導者たちが、大手新聞社のデスクに直接確認してきたことですが、「大手コンビニが消費者に不利益を与える行為をしたとき、きちんと報道できない新聞や雑誌が何故多いのか」という消費者団体側の質問に対して、「第一は広告をもらえなくなる。第二はコンビニに雑誌を置いてもらえなくなる」というのが、新聞社側の回答だったそうです。このような場合は、コンビニのことは「広報に聞け」「広報が確認しないことは書くな」となるのではないでしょうか。

 編集部内に、上記コンビニの件と同様の企業体質が浸透しているケースは少なくはないと思いますが、現場の者としては「広報に聞け」「広報が確認しないことは書くな」と指示したくないとしても、結果としては、そうなってしまわざるを得ない、ということが事例として存在しているのではないでしょうか。

 尾島さんや武田徹さんのお考えを聞かせていただければ幸いです。


トレンディ問題の感想 投稿者:たかの  投稿日:11月12日(日)12時07分54秒

こんにちは。なんどかここに書き込みをさせていただいたことのあるたかのです。
武田様、いつもタダで面白い物を読ませていただき、ありがとうございます。
さて、意見というか感想を2つほど。

(1)尾島編集長のコメントにたいする感想。
釈迦に説法みたな感想ですが、当事者のコメントを取らないと報道しては
いけないのでしょうか。周辺取材だけではいけないんでしょうか。
たとえば、警察の不祥事の報道などは、警察にいちいち事実確認をせずに
載せたから明るみにでたという面もあるのではないか(桶川ストーカー
とか神奈川県警とか)。
もちろん、周辺取材の質にもよるとは思います。今回の斉藤氏の取材内容が発表できる
レベルに達していなかったということだってあるでしょうし(ぼくにはその内容は
知りようがないので、あくまでも可能性の話です)。

(2)「今、どうしても書いておきたいこと」についての感想。
武田様は編集長に「編集方針を修正して欲しい」と呼びかけていますが、版元の体質
そのものが以前とちがうものになってしまっている可能性もあるのではないでしょうか。
だとしたら、編集長の問題でもあるけど、それよりも編集長を任命する人の問題も
大きいと思います(内部事情はまったく知らないので、可能性に基づいた話ですが)。





駿河台アートホテルプロジェクト 投稿者:武田徹  投稿日:11月12日(日)10時49分24秒

取り壊しが決まったビジネスホテルをスクオッティングして開催された駿河台ホテルプロジェ
クトを見に行く。TokyoLomoHeadsIIと銘打たれたこのプロジェクトはシンプ
ル極まりない共産主義国生まれのカメラLomoの同好会から発展したもので、参加者、訪
問者を撮影してはピンアップしてゆく参加型パフォーマンスを軸に、ホテル施設を利用して
ビデオカメラを使ったパフォーマンスアートなどを様々に展開。「見るー見られる」関係に
意識的にならざるを得ない今の若い世代のポジションを示した、
基本的にパフォーマンスアートは大好きで、あまり細かいこと言わず場の雰囲気を楽しんで
しまえばいいと思う。ただちょっと雑感。ホテル全館占拠は面白いが、やや冗長感があった。
ビジネスホテルには同じサイズの小部屋が大量に並んでいるのでその都度、意匠をかえて展
示、パフォーマンスしようとしてもどうしても無理があり、とってつけたようなアイディア
でお茶を濁さざるをえなかったり、反復が多くなる。
これはアーティスト側の力不足と言えば言えるんだろうけど、ぼくの印象はやっぱり日本の
ビジネスホテルはすごいなぁというものだった。そんなフリーキーな形式のビジネスホテル
を産みだした日本の経済成長っていうのは・・・・とついついアートとは別方向に思いを馳
せてしまった。この展示は今日までなので見逃した方は急がれよ。場所は神田三省堂と明治
大学の間ぐらいです。

さて尾島さんはこちらの問いかけに答えてくれるつもりはもうないのかな。あるいは答えにくい
質問をしてしまったのだろうか。
他の方の意見もお聞きしたいので書き込みよろしく。
武田徹


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