
武田徹Official Web
Site--オンラインジャーナリズム掲示板
LOG115
もうすっかり井の頭公園は春の気配で、亀が少しずつ出てきつつあって、カモメももういない。
梅が満開で、思わず持っていたクリエで写真を撮ろうとしたら電圧不足でカメラが起動しなかった。クリエは要求起動電圧が機能ごとに設定されているのだが、カメラは結構高めに設定されている。で、朝から仕事中にずっと音楽を聴いていた電池では弱っていてカメラ機能が立ちあがらないのだ。結局、この音楽を聴くことにしか使えていない機体に、妻に「ただのウォークマンに8万円も出したの」といやみを言われる。
で、ちょっと発奮して予備バッテリーを改めて探し始めた。ラオックスとビックカメラはどこにも店頭在庫がないことはもう分かっている。ソニーももう在庫は持っていない(次の生産出荷は4月9日)。オンライン販売のソニースタイルも入庫未定状態になっている。で、可能性が残っているのはヨドバシの店頭在庫で、前にサービスセンターに問いあわせたら各店に直接尋ねてもらうしかないといわれて、新宿各店に直接聞いた限りでは在庫切れだった。しかし店は新宿だけではもちろんない。もしかしたらどこかの店に売れ残っている可能性もあるわけで、もう一度、サービスステーションに電話して、絶対に必要なので店頭在庫を全店調べてくれとなきつく。マニュアルではどうもそうしたリクエストはうけないようなのだが、電話に応対したスタッフが親切な人で「少しお待ち」をといってなにやら電話の向こうで調べてくれている気配。その結果、「錦糸町店に残っている可能性がある」と教えてくれた。ただ、あくまでも可能性なので直接店に電話して調べてくれと。なぜこうした応対なのかというと、在庫データベースの更新が遅いとか、本部のデータベースは納品状況データでしかなく、売れてしまったかどうかは推測しかできないのかもしれない。あるいはうかつに在庫ありといって、店に行くまでになくなってしまった場合に言質をとられないようにこういっているのかもしれない。いずれかはよくはわからないが、教えてもらって首の皮ひとつ希望がつながり、新た待て店に電話してみると「ある」とのお返事。喜び勇んで引き取りに行く。クリエオーナーのみなさん、ヨドバシ錦糸町店はねらい目ですよ。しかしこのバッテリーも約8000円だし、128メガのメモリースティックもすでに相当そろえつつあるし、実は「ただのウォークマンに8万円」どころではない。もっともっとすでに投資してしまっている(笑)。泥沼に落ちつつあるなぁ。
あと今日は珍しく書店で自動車雑誌を立ち読みした。送ってもらっているNAVIだけしか読んでいなかったので、予測含みの新車情報は驚きがある。VWはすでにゴルフに3・2リッターを乗せているが、そのエンジンはアウディTTにも乗るみたいだし、アウディは昔のクワトロみたいな市販社から距離をとったスポーツバージョンや、ランボルギーニと双子車になるモデルも用意しているとか。他にもアルファの156を平べったくしたようなスポーツカーだとか、ポルシェの新型だとか、ヨーロッパメーカーは狂ったようにハイパワーバージョンとかとがったデザインのクルマを出してくるようだ。これって、言葉はなんだが、自動車バカ(笑)を作ろうという作戦ではないか。もうクルマにときめかなくなって久しいぼくでも少し心が騒ぐもの。
合理的に考えれば自動車の寿命がつきつつあることは明らかだ。今、石油がなくならずとも早めに自動車からは手を引いたほうがいいに決まっている。しかしそうなったら商売上がったりなので、先のことなど考えない、近視眼的なマニアを欧州の自動車メーカーは作り出すことに決めたのではないか。そんな気がする。
確かに欧州のメーカーは省エネとは違う方向に進んでいる。しかしバカを作る(失礼)という意味ではハイブリッドに熱心なトヨタやホンダだって実はそうで、ハイブリッドといってもせいぜい燃費が1・5倍になるくらいで、その程度では資源問題への解決なんかにはならない。その意味ではハイブリッドも省資源以前に、危機感を麻痺させる機能のほうが大きいともいえる。意地悪い言い方だけどそう考えたほうがリアリズムだろう。
そしてもっと大きな視点でみれば、自動車の燃費が向上したり、燃料電池になったとしても石油資源のうちガソリンになっていた分が節約できるだけで、そんなことでは資源問題は何も解決にもならない。プラスティックとか油製品依存の法がはるかに深刻な問題だろう。原子力による代替が電力需要だけなのと同じく、自動車の省資源効果も一部でしかない。一部をさも資源問題全体への貢献があるように感じさせる詐術がどこかで働いている。いろいろなレベルで詐術だとか、「無知蒙昧化」戦略だとかが交錯していてなんとも厄介だ。これが断末魔の近代文明のあがきということなのか、心中の道連れをどうしてもほしいのか。
もうすっかり井の頭公園は春の気配で、亀が少しずつ出てきつつあって、カモメももういない。
梅が満開で、思わず持っていたクリエで写真を撮ろうとしたら電圧不足でカメラが起動しなかった。クリエは要求起動電圧が機能ごとに設定されているのだが、カメラはストロボの使用を織り込んで高めに設定されている。で、朝から仕事中にずっと音楽を聴いていた電池では弱っていてカメラが立ちあがらないのだ。結局、この音楽を聴くことにしか使えていない機体に、妻に「ただのウォークマンに8万円も出したの」といやみを言われる。
で、ちょっと発奮して予備バッテリーを改めて探し始めた。ラオックスとビックカメラはどこにも店頭在庫がないことはもう分かっている。ソニーももう在庫は持っていない。オンライン販売のソニースタイルも入庫未定状態になっている。で、可能性が残っているのはヨドバシの店頭在庫で、前にサービスセンターに問いあわせたら各店に直接尋ねてもらうしかないといわれて、新宿各店に直接聞いた限りでは在庫切れだった。しかし店は新宿だけではもちろんない。もしかしたらどこかの店に売れ残っている可能性もあるわけで、もう一度、サービスステーションに電話して、絶対に必要なので店頭在庫を全店調べてくれとなきつく。マニュアルではどうもそうしたリクエストはうかないようなのだが、電話に応対したスタッフが親切な人で少しお待ちをといってなにやら電話の向こうでした結果、「錦糸町店に残っている可能性がある」と教えてくれた。ただ、あくまでも可能性なので直接店に電話して調べてくれと。なぜこうした応対なのかというと、在庫データベースの更新が遅いとか、データベースは納品状況データでしかなく、推測しかできないのかもしれないし、うかつに在庫ありといって、店に行くまでになくなってしまった場合に言質をとられないようにこういっているのかもしれない。よくはわからないが、教えてもらって希望がつながり、店に電話してみると「ある」との返事。喜び勇んで引き取りに行く。クリエオーナーのみなさん、ヨドバシ錦糸町店はねらい目ですよ。
しかしこのバッテリーも約8000円だし、128メガのメモリースティックもすでに相当そろえつつあるし、実は「ただのウォークマンに8万円」どころではない。もっともっとすでに投資してしまっている(笑)。泥沼に落ちつつあるなぁ。
あと珍しく書店で自動車雑誌を立ち読みした。送ってもらっているNAVIだけしか読んでいなかったので、予測含みの新車情報は驚きがある。VWはすでにゴルフに3・2リッターを乗せているが、そのエンジンはアウディTTにも乗るみたいだし、アウディは昔のクワトロみたいな市販社から距離をとったスポーツバージョンや、ランボルギーニと双子車になるモデルも用意しているとか。他にもアルファの156を平べったくしたようなスポーツカーだとか、ポルシェの新型だとか、ヨーロッパメーカーは狂ったようにハイパワーバージョンとかとがったデザインのクルマを出してくるようだ。これって、言葉はなんだが、自動車バカ(笑)を作ろうという作戦ではないか。もうクルマにときめかなくなって久しいぼくでも少し心が騒ぐもの。
合理的に考えれば自動車の寿命がつきつつあることは明らかだ。今、石油がなくならずとも早めに自動車からは手を引いたほうがいいに決まっている。しかしそうなったら商売上がったりなので、先のことなど考えない、近視眼的なマニアを欧州の自動車メーカーは作り出すことに決めたのではないか。そんな気がする。
確かに欧州のメーカーは省エネとは違う方向に進んでいる。しかしバカを作る(失礼)という意味ではハイブリッドに熱心なトヨタやホンダだって実はそうで、ハイブリッドといってもせいぜい燃費が1・5倍になるくらいで、その程度では資源問題への解決なんかにはならない。その意味ではハイブリッドも省資源以前に、危機感を麻痺させる機能のほうが大きいともいえる。意地悪い言い方だけどそう考えたほうがリアリズムだろう。
そしてもっと大きな視点でみれば、自動車の燃費が向上したり、燃料電池になったとしても石油資源のうちガソリンになっていた分が節約できるだけで、そんなことでは資源問題は何も解決にもならない。プラスティックとか油製品依存の法がはるかに深刻な問題だろう。原子力による代替が電力需要だけなのと同じく、自動車の省資源効果も一部でしかない。一部をさも資源問題全体への貢献があるように感じさせる詐術がどこかで働いている。いろいろなレベルで詐術だとか、「無知蒙昧化」戦略だとかが交錯していてなんとも厄介だ。これが断末魔の近代文明のあがきということなのか、道連れをどうしてもほしいのか。
大塚さんに頼まれていた原稿をやっと送った。ほかの仕事で分断され、結局、20日近くかかってしまったことになる。申し訳ない。
次はグッズプレス、フリーペーパーの記事。ほかにもいくつか取材したけれど、この記事を企画したのは東京ヘッドラインを取材したかったから。新聞がタダというのは実は再販制への挑戦でもある。再販制で守られてきた新聞は、その問題性をタブーとしてきた。
井の頭通りのロイヤルホストでテープ起こしにざっと目を通し、軽く原稿を書き始めて今日はおしまい。隣のドンキホーテを覗いてみる。ドンキはヤンキーっぽい感じがいい。つんく♂(このマークでいいんだっけ)が後輩歌手に「芸能人は華がなくちゃ」と言って、ドンキホーテに連れて行ってローレックスを買ってやったという話を、ぼくはなかなかいい話だなぁと聞いた(この話を教えてくれた人、自分で話したことおぼえているかな。感謝してます。元気かな)。他にない個性で、時々定点観測したくなる。外国人を連れて行っても喜んでもらえるんじゃないか。ホーチミンシティのベンタン市場とかと近いメンタリティを感じる。
ドンキへの行きかえりのクルマの中では中島みゆきベスト。これも『音楽誌が書かないJポップ批評』のための資料音盤。どう書けばいいんだろう。
クリエは予備のバッテリーが品切れで市場に存在していないことが分かって(ボディが発売直後なのにひどい話)、中国取材を一台だけで済ます計画は風前の灯火となった。ソニーの生産計画のいい加減さには悩まされ続けている。器用な人だったら外付け単一電池バッテリーホルダーとか自作しちゃうんだろうけど、そこまでの才能はないし。PALMの世界は結構初期のマイコン的なノリがあるけど、サードパーティ製はないんだろうか。
日本カメラの記事でニコンCP5000を奈良原一高さんがライカ用28mm用外付けファインダーを装着して使っている話を読んで自分でも欲しくなる。奈良原さんは中学校の時にみた軍艦島の写真(『人間の土地』の紹介記事をカメラ誌で見たのだと思う)で、ぼくの感性のある部分を方向付けた人だと思っている。しかしCP5000はデジカメの世界では異様にロングセラーだ。28mmから始まるレンズつきはやはり貴重なんだろう。中旬からの中国取材はひさしぶりに海外ロケなので物欲が少しずつ立ち上がってくる感じ。
『戦争報道』のオーウェルの章は彼の独特の紅茶の飲み方の紹介から始まる。オーウェルは紅茶をカップから受け皿に移して音を出して飲んだらしい。BBCの同僚だったジョン・モリスは「いかにもオーウェルは下品なことをするものだ」として、それを書き残している。
しかしオウェルは本当に下品なことをしていたのだろうか。『紅茶を受け皿で』を書いた小野二郎は疑問を感じ、調査した結果、紅茶がイギリスに渡った初期のころ、受け皿に移して飲む習慣が実在したことをつきとめる。当時のカップには取っ手がなく、熱い茶を入れると指にじかに熱が伝わってたまらない。そこで受け皿に移すときだけカップを持つようにしていたようだ。
と、これだとなんで戦争報道だと思うだろう。小野二郎は気づいていなかったが、モリスはBBC時代のオーウェルの上司であり、そのときオーウェルはチャンドラボースを擁して独立派をけしかけていたナチに対抗するためのインド向けプロパガンダ放送を担当していた。思想戦用の放送なので当然内容は軍や情報省に管理されている。検閲もフルに行われており、オーウェルの方法内容の検閲を担当していたのがモリスだったのだ。オーウェルは当初検閲にも素直に従っていたが、最後には堪忍袋を切らしてBBCそのものをやめてしまう。そんなオーウェルが、モリスをよく思っていたわけはずはない。そこで彼はわざと紅茶を受け皿で飲んで見せた。モリスがいやな顔をするのでオーウェルは溜飲をおろす。モリスにいやな思いをさせたのがまず楽しいし、彼が古来の飲茶の習慣など知らずにそれを下品な行為だとしか思わない無学さを露呈させたのも痛快だった・・・・。
という話をオーウェルのプロパガンダ放送の章で書くときの枕のエピソードにしたのだが、今日、和光大の竹原先生から手紙をいただいて、お茶を受け皿で飲む習慣はイスラムにもあるし、インドでも一部はするのではないかと指摘された。オーウェルの章に関しては小野二郎の調査報告を紹介しただけなので、その範囲では整合性は出ているので問題ないと思うが、受け皿で飲む習慣はティーボウルの熱を避けようとしたイギリスのオリジナルではないのだろうか。むしろイスラムやインドにその習慣があっていイギリス人は模倣したのだろうか。
ぼくはイスラム経験としてはマレーシアとブルネイぐらい、インドは軽かったしか知らないので、受け皿で飲む人を見たことがないが、どうなんだろう。小野二郎は別のところで、はるかに高いところからカップにお茶を注ぐ、モンゴルだったかの習慣を紹介している。お茶の飲み方ひとつとっても、一筋縄ではゆかない。
西八王子からの戻り、コミックモーニングを長旅の車内の友にする。かわぐとかいじの「ジパング」新展開。ヒットラー暗殺に行った日本人海軍軍人のテロは失敗、と、ここまでが前号からの続きだが、彼をドイツまで運んだ高性能飛行機は、実はドイツで入手された濃縮ウランを持ち帰るために用意されていたものだったことが関係者の告白で分かる。そしてマンガでは濃縮ウラン塊はもう実在していることになっている。
実は濃縮ウランの製造はそんなに簡単ではない。ドイツだけでなく、当時のヨーロッパ諸国の国力ではたぶん無理だったろう。で、原爆の作り方の概要をほぼ解明していたフリッシュ・パイエルス・メモがアメリカに送られることになったし、アメリカでも実際にウラン原爆できたのは広島投下の直前というのが現実の歴史だ。いかにパラレルヒストリーものとはいえ、ウラン濃縮がさも簡単な作業ように誤解させるのは、時節がら(パウエルがまだやってないなんて挑発したもんだから、北が原子炉稼動しちゃったらしいではないか。夕刊紙は早くも米軍は北攻撃の準備完了とかあおってたけどーー)少々問題はあるが、それはさておき、その濃縮ウランを持ち帰ろうとしている日本人軍人が「これを使うのは日本国ではない、私自身が所有し、使用するのだ」と言い出すのはちょっと驚いた。
核が巨大技術体系を背景にしないと使用できず、その意味で大きな権力を必要とするというのがこれまでの常識。それもあって核は民主化になじまない技術だから敬遠すべきだという論理が展開されたこともあったくらいだ(サルトルですね、たしか)。大国以外が核の力を使える可能性が開けたのはプルトニウム原爆が作れるようになってからだし、さらに個人レベルで核エネルギーを武器に使えるのは自爆テロにおいて自分の被爆を承知の上で核廃棄物をばらまくという方法が可能性の中に入ってきてからである。
しかしマンガの中でかわぐち・かいじは濃縮ウランの個人管理を謳いあげてしまった。ある意味、核を巡る文脈の中では、過去に創造すらされていなかった展開であり、期待もつのるが、果たしてどう落ちをつけるつもりなんだろう。
安彦良和みたいに、ふろしき広げてもはや閉じないことがもはや持ち味のようになっているマンガ家もいるけど、かわぐちはもう少しなんとかしようともがいてくれるタイプだとは思う。どう、なんとかしてくれるかな。
夕方からは、信じやすいナイーブな心を持って(笑)西八王子まで出かける。実は歯医者通いなのだ。
前にも書いたけれどぼくは前歯が差し歯である。これはぼくの弱点で、切羽詰った状況になるとさらにそれに輪をかけるように欠けてくれる。前に書いたのは確か今の差し歯状態になった時の話だったと思うけど、その後も実は二度かけた。どちらも旅行直前だ。
で、一番最近かけたのはこの前の11月末で上海に行く前日だった。ジャナ専から法政に移動する途中、忘れ物をとりに家に立ち寄って、急いで昼ごはんを食べようとして欠けた。前回も旅行前だったので欠けたパーツをそのまま接着する応急処置しかしておらず、弱いので硬いものをかむでもなく、何かの拍子にあっけなく欠ける。
ひえーと思って歯医者に電話したが、木曜日なので休み。ほかの歯医者もみなだめだった。武蔵野市は(ほかの市も何曜日かがそうなのだろうが)木曜日を休診にしている歯医者が多い。たぶん歯科医師会とかで示し合わせているんだと思う。これってひどいと思いません? 週休二日はかまわないけど、休みの日をずらすというのが医者のような公共的な仕事ってもんだろう。とくに家の近所のいつもかかっている歯医者なんか留守電にもなってなかった。確かに休みまで追い回されたらたまったもんじゃないというのも分かる。でもそれはさっきも言ったように持ち回りで休むというような方法で解決すべきではないかな。
で、困ってしまって、非常手段としてアロンアルファ接着(笑)を試みた。これはうちの父親もよくやっていた伝家の宝刀で、父は僻地の海外出張が多かった人なのだが、現地で歯の詰め物とかとれてしまうと、しかたなくよく接着剤でつけた話を子供のころ聞かされていたのだ。
しかし最近では環境ホルモンとかの話も聞くし、口の中になにかをいれるのは決して気持ちがいいもんではない。外にはみ出さないように接着剤の量を最低限にしてくっつけ、頻繁にうがいしながら大学に向かった。なんとか授業中はアロンアルファは持った。で、ほっとしてためしにちょっと力を加えてみたらあっけなくポロリと欠けた。このまま中国行くのかーと思って、がっかりしていた(だって上海蟹シーズンですぜ)ら、帰りのバスの窓から見た西八王子駅前にある歯医者の看板に電気がともっている。助かったーと予約しで応急処置の接着を頼み込む。
と、前置きがモーレツに長くなった(だいたい、この話も前に書いたような気もしてきたが、チェックしてないのであしからず)が、そのときの歯医者の対応の印象とかがよかったんですね。で、今回も西八王子までわざわざ出かけた。今度は欠けたところを貼り付けるだけでなく、差し歯全体を作り直す。
型から義歯ができるまで一定期間仮歯を使うことになるので、できるだけその間は人に会いたくない。傍から見るとそう変でもないらしいが、ぼくは仮歯だとなんか気になって取材のリズムとか狂ってしまいがちなのだ。で、少し取材の間隔があくのを待っていて、実は今週いっぱいかけて直すのがベストだったんだけど、昨日までは人には会わないが、原稿があって外に出られず、今日になってやっと意を決して歯医者にいったのだ。
そうサンプル数の多い比較ではないんだけど、西八王子まで出かけた甲斐はあって、仮歯も丁寧に作ってくれた気がする。ほかの歯と当たらないので、あまり気にならない。歯医者っていいわるなぁ。丁寧なのがなによりだと思うが、手間に収入が見合うかといえばそうではないんだろう。患者の身になって考えるように医者を方向付けるインセンティブのあり方って何かないのかな。人間としてまじめだったりいい性格の医者はいい治療をするし、そうでない医者はだめという二分法のまま、いい医者に当たればよいが、悪い医者に当たったらご愁傷様っていうだけで、それ以上策がないって現状はなんだかなぁと思う。
↓というわけで、やっぱり本物ではなくガセでしたね。正直、ほぼ2時間ぐらいはだまされてました。下の書き込み以前に、アドレスが似ているけど違うぞと教えてくれた人がまずいて、出先でそのメールを見て、あ、やられたと。そのあとの昼御飯はすっかりまずくなったです(笑)。
確かに今になって考えてみればありえないんだけど、送ってくれた三浦さんのキャラクターとか、自分との関係からして、疑うという可能性をあらかじめ除去していて、共和党政権だからなぁとか、ファンダメンタリストっぽいとこんなことにもなるのかなぁ、アメリカってこんなことになっているのかとか、自分を納得させるほうにばかりに頭を働かせていました。アメリカ不信の高まっているこのタイミングでっていうのも判断に影響してますね。やれやれ。なまじ予備知識(的なもの)というか、億見があると素直に物事が見られなくなる滑稽な好例であります。ま、お笑いぐさということで。
このまま本当にメディア関係で話題になれば、それはそれで面白い見物だし、自分がだまされたことも隠せるので、ぼくも確信犯に立場を変えて、このままゆく展開も一瞬考えましたが、あざといのでやめます。ここでネタばれさせちゃうと「話題にしてゆく」作戦に影響は・・・、たぶん、そんなには出ないでしょう。下の書き込みもアドレスないですけど、事情が事情ですので臨時的にこのままにしておきます。
でも、ほんと、リンク先の出来はすごくいいですね。ウォーカーとか、ぼくも引いてしまった(マジになっててアホみたいやんか)けど、アフリカの女子割礼の習慣とかに対する論争の経緯とかもある程度知っている人の作品なんでしょうね。
>Welcome to the White House - WWW.WHITEHOUSE.ORG
>Whitehouse.org is the officious web site for the White House and President George
W. Bush, the 43rd President of the United States. White House Home. ...
>内容: Parody of official White House web site. Includes spoof news and gossip.
>カテゴリー: Recreation > Humor > Parodies
マーケティング・リサーチャー・消費社会研究家の三浦展さんからメール。マスコミ方面で話題にしてほしいとのことなので転載します。
> 各位
> bccでお送りします。
>
> いやあ、驚きました。
> 知らぬは私だけかもしれませんが、たまたまホワイトハウスのホームページを見たら、
> 女性のヌード写真が出ていたんです。
>
> http://www.whitehouse.org/
>
> ホワイトハウスのホームページはさすがにユニークだなあ、何だろうと思ってクリック
> すると、なんとこれがオナニー廃絶政策推進の内容でした。
>
> http://www.whitehouse.org/initiatives/purity/index.asp
>
> オナニーは悪だ。聖書を読め!と言ってます。
> オナニーをすると忘れっぽくなる、弱くなる、鬱になる、近視になるとも言っています
> 。
> そしてなんと経済にとって毎月31.4億ドルの損失だというトンデモ理論も紹介されてい
> ます。
>
> バイブレーター、ダッチワイフなどを禁止したいようです。
> すべての下品なアートも禁止したいらしい。
> これではナチスの退廃芸術廃絶と変わりない。
>
> そしてなんとクリトリス除去手術を勧めています。
> クリトリス除去手術はアフリカで行われているためヨーロッパでは評判が悪いが、それ
> は麻酔もせずにするからで、ちゃんと手術すれば大丈夫なんて書いてます。
>
> そしてこれらすべてのことがPUREの名の下に正当化されています。
>
> こんな国が、気に入らない国を攻撃するのですね。
> 自由の名の下に。
>
> 未婚者の多い日本はそのうちオナニー天国だと言って爆撃されるかもしれません。
>
> ぜひマスコミ各方面で話題にしてほしい動向です。
>
> ではまた
>
三浦さんは松沢呉一と同じパルコ出身だとはいえ、こういう松沢系話題もカバーしているとはやや意外。でもこれガセのようだけど、本当ですね。ホワイトハウスのページも時には見てみるものですね(インターネット初期にはホワイトハウスページが数少ない一般向けコンテンツだったので、みんなクリントンの飼い犬の顔とか見に行ったものですが。もう10年近く前の話)。彼がつい同時多報したくなった気持ちも分かる。確かにイラク侵攻との落差はすごい。この落差も含めて「文化」なんでしょうが、アメリカ政府を見る目が変わります。女性割礼の話はウォーカーの作品で読んでいましたが、こんなかたちで再会するとはねぇ。
分量的に大物だったガングロ原稿を日曜夜に仕上げ、月曜に校了したので、今週は少し楽になるはずだったのだが、スパが・・・・。そう、そろそろ順番だとは思っていたのだが、連絡の電話来ないので、あ、今週は特集の関係であのコラムはないんだ、大丈夫なんだと勝手に思っていたのだが、単に編集のTさんが電話を忘れていただけなのだった。で、アクシスを入稿した火曜午後からクリッピング作業にかかって結局、原稿が仕上がったのは今、水曜夜である。なんでこんなに遅いんだろうとわれながら嫌になる。遅い分、一生のうちできる仕事量でえらい差がつくではないか。ウィトゲンシュタインのように「いい人生だった」と言って死にたいのだが、このままでは未練たらたらになりそうで恐ろしい。
これで今日はあとひとつ履歴書みたいなものを書けば終わる・・・かな。で、前々から頼まれていたのに、後手後手になっていた大塚さんの仕事にやっとかかれる。『満州国、ハンセン病、核』。なぜぼくはこうしたテーマを、この順番で書いたのか。今明かされる三部作の謎・・・・ておおげさな話ではないけれど、自分の仕事ぶりを省みる機会にしたいとは思っている。
ああ、そうそうCLIEのデータ転送の件だけど、ATTRACでも問題なく出来ている。これは圧縮性能のせいなのか、ソニーの戦略かは分からないけれど、ソニックステージではATTRACの方が小さなファイル容量への圧縮が可能。128MBのメモリースティックにATTRACならCDが約5枚入る(MP3だと約4枚)。というわけで使えるとなるとATTRACを使うようになってしまった。ソニーの思うつぼなのか。火曜はCLIEでウォークマン代わりに音楽をききながら自転車を漕いだ。
で、今度の中国取材をCLIEだけで済ませられないかという野望を抱いている(無謀だろうか)。カメラとテレコとメモが一応一台で全部済むわけだし。おそらく一番厳しいのは電池容量で(写真を撮ると瞬間的にかなりレベルが落ちる。液晶画面オンが厳しいようだ。しかし光学ファインダーはないし)、これはスペアを持って行くつもりだが、本体でしか充電できないのが辛い。充電器が別にあればホテルで同時に充電できるんだけど、バッジ処理だと睡眠時間を犠牲にするしかないかも。